2023年08月04日

気づきの日。

今日も暑い~~
ちょっと動くだけで汗が噴き出てきます。
この暑さ、いつまで続くのやら・・・・

駅も 夏休みの真っ最中で
だいぶん人出が増えてきました。
その中で、唯一人がいなかった瞬間に電車の中で撮った写真。

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思いもかけず、アニメの世界のような写真になりました(笑)
ちょっと幻想的でうれし・・・かったけれど、
暑いのは変わらん・・(-_-;)


そんな今日は、ソプラノさんのレッスン伴奏へ。
久しぶりのリートのみの伴奏でした。
いい意味で弾き慣れた曲だったし
やっぱりリートはいいなぁと幸せ気分なレッスン時間。


そして、今日ふっと気づかされる瞬間が。
今まで弾いてきて、弾きにくかったり、
ほかの場所よりは気を付けて弾いていたところが
なんだかすんなり、楽に弾けて
自分でもものすごく不思議な感覚。

あとあと考えて、思い当たったのは、
最近リートをほとんど弾いてなくて、オペラばかり弾いていた
ということ。

久しぶりのリート、で、いい意味で力が抜けたのもあるのかもしれないけれど
なにがどう、とうまくは言えないのですが
肌感覚としては、
オペラの現場に入ることで、俯瞰的にみることができるようになったからかなぁ
と漠然と思ったのでした。

リートは歌い手と一対一が基本で、
簡単に言ってしまうと、すごく研ぎ澄まして一点集中する感覚。
オペラは、
特に稽古場では、指揮者の先生の指揮や、演出の先生の指示、
キャストさんたちの動き、と
多方面に常に気を張っている状態で、
私の中ではリートとは真逆の集中をしている感覚です。

だから、今回違う面に自分を置いてから戻ってくることで
別の感覚を持てたのかなぁ、なんて思ったのでした。

もちろん、これが今日だけの感覚なのか、
これからも続くのか、
実はあんまりよろしくない感覚なのか(;'∀')
まだ判断はできませんが、
いろんな刺激を受けて、いろいろ変化するのは
いいことじゃないか、と思っています。


昔・・まだ伴奏を本格的に・・・と思い始めて日が浅いころ、
「伴奏するのが好きそうだけど、どういうものが好きなの?専門は?」
と訊かれたことがあります。
その時は、ドイツリートが好きです、
でもオペラも好きだし、伴奏なら何でも好きです♪
と素直に答えてしまって・・
(キリンさんが好きです、でも・・・というCMを思い出しながら
話した記憶あり(笑))
相手の方が、ものすごく真剣な顔で
「ちゃんと一つのことを突き詰めて勉強した方がいい。
やることを絞った方がいい。」
と言われたのを思い出します。

確かに、リート一つとっても、
音楽性はもちろん、歌詞のこと、文学的背景等
勉強することはたくさんあるし、
どんなジャンルだろうが、一つを突き詰めることも大事なのもわかります。
でも、
いろんな経験を積んで、いろいろなことを知って、
いろんな視点から総合的にみる、ということも必要なんじゃないかなぁと
そのころから漠然と思っていました。

私はそんなわけで、絶対に!!リートしかやらない!!
なんてことはしてこなかったし、
その前はミュージカルや音楽劇に出演したり、伴奏したり
ピアノ科にしては多少羽目を外した方だとは思いますが(笑)
それは無駄にはなってなかったんだなぁ、
となんとなく思った今日なのでした。


・・・長々と書いてきましたが。
人生、すべて無駄にはならない、ってことです。

まぁ・・いろいろ手を出しすぎて
わ~(゚Д゚;)ってなってしまう、ことも多々ありますが(笑)
バランス感覚をもつことは、私の永遠の課題かな。

これからも自分の感覚、気づきを大切にして
やっていきたいです。


そういうことを漠然と思いながら
帰りにちょっと買い物をしたら
幸先良いお値段でした(笑)

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ラベル:lied 雑記
posted by cissie at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | アーティスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする