2018年01月19日

人生 綱渡り。

音大予備校に勤務しているころ、
そこの機関誌か何かのために、各自が座右の銘を書くことになった。
私が悩んでいると、室長が
「あなたは”人生 綱渡り”かしらぁ」とおっしゃった。
もちろん、冗談だったのだけど、
私はなるほど~と妙に納得してしまい、
それ以降、本当に座右の銘のようになっている(笑)

というのも、そのころはなぜか
誰かの代わりに弾いてほしいとか、
急だけど弾いてほしい、とか
そういう急ぎの仕事が割と多く、
そのたびに焦って時間に追われて準備することが続いていたからだ。

今でこそ、そういうことはだいぶん減ったけれど、
それでも割と私にはあることだと思う。
もちろんどういう場合でもある程度のレベルでこなさなければ
仕事をしているとは言えないので、
その点では毎回プレッシャーを強いられるけれど、
私はなんとなくそういう人なんだなぁといつのころからか思うようになった。


で、なんでそんなことを思ったかというと。
今日、楽典を教えてほしいという連絡がきた。
年末あたりにも連絡があり、今期はこれで二人目なのだけど、
この二人の共通点と言うのが、
来月・再来月に音楽科を受験する受験生、ということなのだ。
受験直前にして突然焦り始めたらしい。

予備校時代、そういう子がいないこともなかったけど、
こんなにぎりぎりに駆け込みが続くのは初めてで
私もちょっとびっくりしている。

最近は少子化もあり、音大も昔に比べて入りやすくなり、
楽典、聴音などの自分の専攻以外の科目は重要視されなくなっていることも
結構あるらしいし、
もしかしてそういう点から本人たちも軽く考えていたのかしらん?

楽典は楽譜を読む、音楽をやる上での基礎知識であり、
それはそれは大事なのだけど、
受験勉強としては
いかに早く、正確に解けるか、ある意味訓練みたいなものだし、
本当は楽譜を読むうえでとても役には立ってる・・・ハズなのに、
イマイチそんな感覚がダイレクトに感じられない
・・・それが多分楽典嫌い、苦手の原因かな、と思う。
知ってる知ってる~って思っていて、案外できないことが多い
と言うのもあるし。

でも、音楽科の入試科目で、
やれば確実に点数が取れる科目は他にないし、
満点だって非現実ではない。
着実に勉強していけば、着実にできるようになるのだ。

このおふたりさん、
本当に人生綱渡り状態で我が家に来ることになったけど。
果たして詰め込みでどこまで行けるかわからないけれど(^-^;
ここは正念場、何とか頑張ってほしいし、
私もできる限りのことはしたいと思う。
幸い、問題はいくらでも我が家にあるし、
それが散乱しているだけなので(え?)
整頓しなきゃ、うん。

長々と書いてきたけど、何が言いたいかって、
綱渡りは危険だよ、ということだ(笑)
楽典だって、詰込みだとつまらないけど、
時間を余裕を持ってやると、結構楽しいんだよ。
だからもうちょっと早く来てほしかったな~(^^;
来年以降に受験する人たちは
ぜひ、余裕をかましてないで、早めに準備してほしいものである。


画像は今日のおやつ。
昨日の夜、まためまいが発生して、
以前もらった薬を飲んだので、なんとか今日のお昼には回復しました。
ちゃんと食べるものも食べなきゃね
・・・ってそれは大丈夫か(笑)

このところ、瞼も痙攣しているし、
ちょっと休む時間も作りたい・・なぁ。
画像





にほんブログ村
↑そういう私は楽語が覚えられなかった・・・そんな私にクリックお願いいたします!
ラベル:音楽 pooh
posted by cissie at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | アーティスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする